どうも、こんばんは!Penguinです!
今回は、あまり日本では知名度のない「ベトナムコーヒー」について、そのおいしさを現地での体験も含めレポートします。
実は、ベトナムと言えば、コーヒー生産量がブラジルに次いで世界第2位。日本ではあまりベトナムコーヒーと言うとなじみがないが、そのベトナムコーヒーのお土産を頼まれたので、現地で、本場ベトナムコーヒーを体験し、おいしいコーヒーを買って来るつもりだ。それ以上の予備知識は入れず、現地ベトナムへ向かった。
①現地でのコーヒー体験・・・未発見
まずは調査からスタート。夕方のレストラン&バーでまず1杯目。暑かったので、アイスコーヒーを「ブラック」でオーダー。聞かれたので、味を理解するにはブラックの方がいいと考えたのだ。はやる気持ちとは裏腹にコーヒーは出てくるのが遅い。忘れられているのかというころ、ようやく運ばれてきた。濃いような薄いような日本のクリアなテイスティー感は全く感じられない。正直、おいしいとは思えなかった。
翌朝、散歩していると、現地ベトナム人が多く入っている人気店らしきカフェ専門店を見つけた。昨日の失敗を活かして、今回は「カプチーノ」をオーダーしてみた。ミルクが入っているので、それほどコーヒーの違いはわからなかった。この店では、現地のベトナム人たちはアイスコーヒーを飲んでいた。
②とりあえずコーヒーは購入
ベンタイン市場にコーヒー・お茶を販売している店があったので、ベトナムコーヒーを買ってみた。決して安くはなかったが、アルミ製のドリッパーをおまけでつけてくれた。3袋購入したので、ドリッパーも3つ貰える。私のイメージは、下に沈んだ粉を注意しながら上澄みだけを飲むインドネシア・スタイルだった。それを上品にするためのドリッパーだと勝手に納得して、ドリッパーは一つしか貰わずに帰国した。後でわかるのだが、このドリッパーは必需品だった。
③自宅でのコーヒー体験・・・発見
帰国後、まずは普通に紙フィルターを使って入れてみた。どうもおいしくない。次におまけで貰ったアルミドリッパーを使ってみた。構造上、下部にコーヒーの粉を入れ、ふたをするようだ。目一杯詰めてふたをし、お湯を注いでみた。いっこうにドリップされない。かなりの時間を要してドリップされる。コーヒーのデリバリーが遅いのも納得だ。
ここでピンときた!これはイタリアのエスプレッソマシンと同じだ。コーヒーを詰めて押し込み高温の蒸気を噴射させて抽出するやつ。そのパターンか!!! 1回で抽出される量も少なかったので、牛乳をかなり加えて飲んでみた。やっとストライクゾーンの内側に入ってきた感じ。
④ベトナムコーヒーの甘い風味
ベトナムコーヒーは、コーヒーを焙煎するときにバターやカラメルを使うのが特徴らしい。このバターがベトナムコーヒー独特の風味を生むのだ。ベンタイン市場で購入した際には、コーヒーらしい香りが強いベトナムコーヒーとしっかり風味のある甘いコーヒーを勧められた。どちらも甘い風味があるのだが、知識もなく甘いものも好まないので、コーヒーらしい香りのする高級なベトナムコーヒーの豆をその場で粉にしてもらった。高級な方を買ったので回転率の問題もあるのか、少し風味が落ちるような気がする。
⑤現地でのコーヒー体験・・・発見!
2回目の訪ベトナム。前回、ホテルの朝食で飲んだコーヒーもおいしいと思わなかったので、自宅でドリップしイメージができていた今回の朝食は、迷わずミルクで割ってみた…普通にストライクゾーンではある。ここまでは、ベトナムコーヒーはこんなもんなのかと半ばあきらめていた。
しかし、2日目に移ったホテルの朝食では、ミルクがなかった。コンデンスミルクしかない。いつもはブラックでコーヒーを飲むので甘くなるのを嫌いつつ、フレッシュ感覚で少し入れてみた。コンデンスミルクは下に溜まっているので、コーヒーの色はまだ変わらない。スプーンでかき混ぜて色が変わる。かき混ぜて一口飲んでみると、「うまい!」。思わずおかわり。2回目は甘さ控えめとコンデンスミルクの量を調整して少しだけ入れる。かき混ぜて色が変わって一口飲む、さらに、「うまい!」。
やっとベトナムコーヒーのストライクゾーンが理解できた。このドリップされたコーヒーの濃さとコンデンスミルクの調和があってこそベトナムコーヒーなのだ。入れすぎると甘くなるので注意してほしい。
⑥ベトナムNo1 ハイランドコーヒー
この発見のあと、ベトナムNo1コーヒーチェーンのハイランズコーヒーの店に行った。オーソドックスなコンデンスミルク入りのアイスコーヒーをオーダーした。店先で、大きめのドリッパーで時間をかけてドリップしている。しばらくドリップ時間がかかるが言わば出来たてで提供される。ドリップされたコーヒーにコンデンスミルクを足し、氷に注いだだけのシンプルスタイル。注いでからかき混ぜて少し氷を溶かす。私はもう少し氷を溶かしたぐらいで飲むのが程良いタイミングだと思う。室内では氷が溶けないので、外の日陰で飲むくらいでちょうど良い。
⑦おいしいベトナムコーヒーを買う
ホーチミンでベトナムコーヒーを買うならココという有名な店がある。再訪した際に、教えてもらっので今回はそこで購入。TRUNG NGUYEN COFFEE だ。オペラハウスに近いドンコイ通り沿いにある。7段階にレベル分けされたコーヒーが売られている。
「どれが良いの?」と店員に聞くと「一番高いやつ」と返答。そりゃそうだろうけど…違いが知りたかった。言葉の壁もあり、それ以上質問もできず、量が減り具合で決めることにした。一番減っているのが、レベル4。やはり落としどころは真ん中か。お土産としてはこなれた価格。だが、庶民のコーヒー価格と考えるとそれでも高い値段。味の違いも試してみたかったので、レベル2とレベル4の2種類買った。
ベトナムでコーヒーを楽しむ場合、郷に入らば郷に従えの精神で、コンデンスミルク入りを是非試してもらいたい。
TRUNG NGUYEN COFFEE レポート
まだ、レベル4しか試していないですが、美味しく味わえているのでまず報告。
ドリッパーに粉を入れ中ふたをしてお湯を注ぐ、ベトナムコーヒーらしい甘い風味が広がります。ドリップ時間はこの風味と1滴ずつ落ちるさまを楽しんで。コンデンスミルクをまだ購入していない私は、ミルクと砂糖を少しずつ加えて、それをアイスの上に注ぐいだアイスコーヒースタイルがお好み。濃いコーヒーが、アイスでもしっかり主張して、大人のカフェラテって感じがとてもおいしい。
今回購入したTRUNG NGUYEN COFFEEのレベル1商品が「HIS地球旅市場」というお土産サイトで販売しています。ベトナムコーヒーに興味をお持ちの方は是非お試しください。≫≫≫